『 生物と無生物のあいだ 』
”動的平衡”の概念が興味深い福岡さんの一冊。
生命の本質は絶えざる移り変わりにあることが、DNAに関するかつての基礎研究や偉大な発見とともに示されており、考えれば考えるほど命の凄さを感じる。
STAP細胞の一件の引き金になったとも言えるような、激しい競争に日夜さらされている研究者の日常や心理背景の一端を知ることもできて、そちらもまた面白い。
福岡伸一 著
2007年
講談社
by ATELIER-K_98 | 2014-12-17 23:55 | 本 | Comments(0)