『 手の痕跡 』
2011年に逝去された建築家・伊丹潤さんのスケッチ集
白井晟一を敬愛し、伝統とモダニズムの融合を目指した氏の、濃厚に沈んだ、或いは軽やかに走るような、様々なタッチのスケッチやハンドドローイングの数々は、まさに建築家の「手の痕跡」である。
「最初からは、私にはすべて見えてこない。
イメージとドローイングの繰り返しの中で、妙に主張をもった形状が現れてくる。」
心に沁みる刺激的な数々の言葉が、ドローイングに迫力と説得力を添えている。
伊丹潤 著
TOTO出版
2012年
by ATELIER-K_98 | 2013-02-22 22:39 | 本 | Comments(0)