『 漱石のデザイン論 』
夏名漱石が建築家を目指していたという話から始まり、明治維新を経て変わりゆく日本社会と文化を、デザインという切り口から漱石がどのようにとらえていたのかが語られている。
小説以外に漱石が残した論述も読んでみたくなった。
漱石が伊藤忠太やF.L.ライトと同い年であるというのも興味深い。
建築と文学の寿命の差や、それぞれの職能の違いについても考えさせられる。
川床優 著
六耀社
2012年
by ATELIER-K_98 | 2013-02-09 23:42 | 本 | Comments(0)